53歳から司法試験に挑戦するブログ

年齢の壁を世間では植え付ける。でも、年齢は関係ない!ゲーム感覚で司法試験合格を目指す。会社役員の体験記です。

民法重点学習の相乗効果

司法試験合格を目指す、53歳からの挑戦中のタカヒロです。

 

民法を重点的に学習することが、他の科目にとっても良い相乗効果を

もたらすという点は、まさにその通り、とよく聞きます。

 

その理由は、大きく以下の5つが挙げられるようです。

 

1. 法体系の土台となる思考力と論理力を養える

民法は、私人間の権利義務関係を規律する中心的な科目であり、

日本の法体系全体の土台を成しています。そのため、民法を深く

理解することで、契約法、商法、刑法、民事訴訟法といった他の

科目でも共通して求められる、法的な論理的思考力や分析力を養

うことができる。

2. 類推思考力と問題解決能力を磨ける

民法は条文だけでなく、判例や学説も重要となります。条文解釈

判例分析を通して、法的な規範から具体的な事案に当てはめる

類推思考力や、論理的な根拠に基づいて問題を解決する能力を磨

くことができる。

これは、司法試験の論文試験だけでなく、法曹としての実務にお

いても必須となるスキルです。

3. 法律全体を有機的に理解できるようになる

民法は、他の法律科目と密接に関連しています。例えば、刑法に

おける窃盗罪や横領罪は、民法における財産権侵害と表裏一体の

関係にあります。民法を深く理解することで、これらの科目の繋

がりを把握し、より有機的に理解することができます。

4. 学習意欲を高め、集中力を維持できる

民法は、日常生活にも身近な法律であり、理解しやすい内容も多

く含まれています。民法を重点的に学習することで、学習意欲を

高め、集中力を維持しやすくなります。

5. 時間効率的に学習できる

民法をある程度理解しておけば、他の科目の学習も効率的に進める

ことができます。民法の知識を基盤として、関連する科目を学習す

ることで、理解を深めやすくなります。

民法学習をより効果的に進めるために、有斐閣のおすすめ参考とし

ていくつかご紹介いただきました。

民法Ⅰ 総論:川島健
民法Ⅱ 債権法I 総論:澤田計雄 著
民法Ⅲ 債権法II 各論:山野良一 著
民法Ⅳ 親族法・相続法:飯田俊一 著
民法Ⅴ 物権法:中川照夫・穂積亮一郎・山村輝久 著


これらの書籍は、網羅性とわかりやすさを兼ね備えており、司法試験

合格を目指す受験生に高い評価を得ています。

もちろん、参考書はあくまでも補助的なツールです。独学で学習を進

めるのは大変ですので、予備校や通信講座などを活用するのも有効な

のかもしれませんね。